幸福な人は「○○のさなかにいる人」不幸な人は「○○の始まりにいる人」
「今、幸せですか?」
こう聞かれたら、あなたはなんと答えますか?
幸せだ!と心の底から答えられる人もいるでしょうし、不幸のどん底だ…と思っている方もいるでしょう。
では、どんな人が幸せを感じ、どんな人が不幸だと思っているのでしょうか。
この記事では、人の幸せと不幸の原因を探り、幸福度を高めるのヒントを考えていきます。
参考文献
幸せだと感じている人はどんな人?
今、幸せだと感じている人は、絶望のさなかにいる人のことです。
人はもはや将来に希望を描けない時に「今は幸せだ」「今の生活が満足だ」と答えます。
もはや自分がこれ以上幸せになるとは思えない時、「今の生活が幸せだ」と答えるしかないんです。
「今日より明日がよくなる」と、希望を持てないために「今が幸せだ」と思って自分を正当化しているとも言えます。
不幸だと感じている人はどんな人?
今を不幸だと感じている人は、希望の始まりにいる人です。
これからの人生に希望がある人にとって、「今は不幸だ」と言っても自分のことを全否定することにはなりません。
明日は良くなるかもしれない、だから今は不幸でもいい。
そんな考え方なのが「今、不幸だ」と考える人です。
「今、ここ」を大事にする幸福な人
幸せな人をさらに掘り下げて考えてみましょう。
幸せな人は「より幸せな未来」のために生きるのではなく、「今、とても幸せ」と感じられることを大切にします。
学校や会社などの小さな世界の中で、仲間や恋人と日常を送ることができれば、それで幸せなんです。
「今、ここ」の時間の幸せを大切に考える感覚のことをコンサマトリーと言います。
コンサマトリー的な考え方をする人は、未来の貧しさよりも、今現在の「寂しさ」の方が切実な問題なんです。
日本全体がコンサマトリー⁉
このコンサマトリー的な考え方は日本全体にも言えます。
例えば、予算案。
日本政府は、現在だけの状況を考えて、借金をしまくっています。
日本の借金にあたる国債発行残高は897兆円にも上っているそうです。
(ソース:https://www.nippon.com/ja/features/h00362/ )
この借金、未来の我々が返すんですよ…
こんな国家に暮らしていれば、みんな今がよければいいという風潮になってもおかしくないですよね。
日本は幸せな国なんですよ(白目)
幸福度の上げ方
たった今の幸福度が高く、将来の希望がなければ幸福。
たった今の幸福度が低くても、将来の希望が満ち溢れていれば不幸と感じてしまうかもしれません。
どうやら幸福度は「たった今の満足度の高さ×将来の希望の無さ」で算出されるようですね。
では、幸福度を上げるためにはどうすればいいか。
将来の希望を無くすのは辛いものがあるので、たった今の満足度を上げていくしかなさそうです。
そこで大事になるのが、所属する集団や付き合っている人になります。
付き合う人・所属する集団は選ぼう
現在が充実していればいいと考えている人の場合、個人の存在意義が「人との関係や集団に参加していること」になりがちです。
たった一人から愛されるだけで「かけがえのない存在」になることができ、それだけで今が充実するんですから。
幸福度を高めるために、人とのつながりをいかに良くしていくか、自分にとって納得する集団にいられるかがカギになります。
幸福だから良いわけでもない
とはいえ、幸福な人は「絶望のさなかにいる人」、不幸と感じている人は「希望の始まりにいる人」とも言い換えられるわけで。
幸福だから、100%いい!ということでもないし、不幸だから人生おしまいというわけでもないような気がします。
最後に、江頭2:50さんの名言を貼って終わりにしたいと思います。
幸福は自己満足 不幸は被害妄想