没頭力【ネガティブな自分を治すたった一つの方法】
ネガティブ思考のせいで、一歩を踏み出せない…
マイナス思考な自分が嫌だ…
そんな風にネガティブな自分のことが嫌いになってしまうことありませんか?
しかし、単純に「ポジティブになろう」と思っても、ネガティブな自分を変えることはできません。
大事なのは「没頭力」です。
没頭力を身に着けると、ネガティブを潰せるようになります。
- ネガティブを治すのは、ポジティブではない
- ネガティブを治すのは没頭
- 没頭することは幸福である
- 没頭力をつけるためには
- 没頭力の入り口
- 不安に向けて一歩踏み出すために
- 不安を突破し、没頭力を身に着けよう
- 本日の参考文献
ネガティブを治すのは、ポジティブではない
ネガティブを潰すのはポジティブではない。
これは若林正恭著「社会人大学人見知り学部卒業見込み」の言葉です。
ネガティブな性格は、努力で解決できる部分は多くありません。
なぜなら、ネガティブ思考の原因は遺伝的な要素も関係しているから。
ネガティブ思考は無理にポジティブ思考に変えようとしても、変えられるものではないんです。
ネガティブを治すのは没頭
ネガティブを治すのは、頑張っても変えられません。
かといって、ネガティブ思考にずっと沈んでいるわけにもいきません。
ネガティブは何も生み出さないからです。
大事なのは、「ネガティブを治す」ことではなく、「ネガティブ思考を別の方向にそらす」ことです。
では、どのようにネガティブ思考をそらせばいいのでしょうか。
答えは「没頭」です。
没頭することは幸福である
没頭することで、ネガティブ思考を離れ、時間を有意義に使えるようになります。
「ポジティブ心理学」を提唱した全米心理学会会長のマーティン・セリグマンによると、
人間が幸福を感じるための要素は「快楽」「意味」「没頭」
であるのだそうです。
没頭することは、幸せに生きることにもつながります。
没頭力をつけるためには
吉田尚記著「没頭力」で、
没頭力をつけるためには以下のことが大事であると述べられています。
- 「自分なりのルールを決める」
- 「結果が得られるまでのスパンを短くする」
- 「自分のスキルより4%難しいことに挑戦する」
順番に解説します。
自分なりのルールを決める
自分なりのルールとは、行動を起こすための「目的」と目的を達成するための「道筋」のことです。
「目的」と「達成までの道筋」を思い描きましょう。
「目的」と「達成までの道筋」が思い描けないと没頭できません。
登山の経験が全くない人が、1か月後に「エベレストに登頂する」と頑張っても没頭することは難しいです。
なぜなら、「目的」はあっても「達成までの道筋」が描けないから。
したがって、「エベレストに登頂する」ではなく、「高尾山に登頂する!」であれば、「達成までの道筋」見えやすくなります。
「高尾山登頂」という目的の達成までの道筋が見えたら、筋トレや体力作りなど淡々とすべきことをこなせます。
このように、「目的」と「達成までの道筋」という「自分ルール」を設定することが没頭力をつけるために大切です。
結果が得られるまでのスパンを短くする
結果が得られるまでのスパンが短ければ短いほど、没頭しやすくなります。
勉強は没頭できないけれど、ゲームは没頭できるという人は多いのではないでしょうか。
ゲームが没頭しやすいのは、結果が得られるまでのスパンが短いから。
マリオがクッパを倒せたらクリア。
クッパにたどり着くまでにクリボーに当たったら、ゲームオーバー。
このように、マリオの生と死が高速でやってくるから「スーパーマリオブラザーズ」は楽しく、没頭できるんです。
勉強も結果が得られるスパンが短ければ、没頭できるようになります。
このように、結果が得られるスパンの長さが没頭力を左右します。
自分のスキルより4%難しいことに挑戦する
エクストリームスポーツの世界では、自分のスキルより4%難しいことに挑戦するときが、一番フローに入りやすいと言われている
と「没頭力」では述べられています。
つまり、自分の能力より、ちょっとだけ難しいレベルに挑戦することが没頭につながるということです。
いつまでも、マリオがクリボーを潰し続けていても面白くありません。
没頭力の入り口
没頭力をつけるためには、
- 「自分なりのルールを決める」
- 「結果が得られるまでのスパンを短くする」
- 「自分のスキルより4%難しいことに挑戦する」
が大切です。
では、没頭できる状態になるまでには、どのようなことが必要なのでしょうか。
没頭するまでのステップ
没頭するまでのステップを「没頭力」では以下のように説明しています。
①不安➡②開き直り➡③没頭
不安に挑戦して、初めて没頭状態になることができるんです。
逆に言えば、不安に挑戦しなければ「没頭状態」になることはありません。
不安に向けて一歩踏み出すために
没頭力をつけるためとはいえ、不安に立ち向かうとは簡単なことではありません。
不安で足がすくんでしまうこともあります。
不安に立ち向かうために、現代の革命家西野亮廣は以下のように述べています。
踏み出す勇気は要らない。必要なのは「情報」だ。
踏み出せないことを、勇気のせいにしてしまうことがあります。
しかし、踏み出せないのは勇気のせいではありません。
「情報不足」のせいです。
不安の原因は何か、不安に対する対処法はなんなのか、失敗してしまったらどうすればいいかなど、さまざまな情報を集めることができれば、不安は軽くなり、一歩を踏み出せるはずです。
不安を突破し、没頭力を身に着けよう
不安を突破した先に、「没頭」があります。
没頭できれば、ネガティブ思考を潰すことができ、幸せにもつながるかもしれません。
大事なのは、没頭するために踏み出す一歩ということですね。
本日の参考文献
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