現役東大生に聞いた!留学の意味とは!?【あなたの留学を良くするコツも公開】
留学しようと思っている人、ちょっと待ってください。
なんとなく英語ができるようになりそうだから留学しよう
就活に有利そうだから留学しとこう
と考えていませんか?
留学する上で大事なのは「留学を通して得るものを明確にし、目的を持つ」ということです。
この記事では、現役東大生に留学の意味や留学をより良くするためのコツなどを聞いてきました。
話を聞いた東大生は、文科二類にて経済学を学んでいる方。
高校のグローバル事業の立ち上げに生徒ながら参加し、卒業高校の同窓会のトップを歴任。現在は中国に留学中と、めちゃくちゃすごい人です。
現役東大生の意見を参考に、自分にとっての留学の意味について考えてみてほしいと思います。
自由なフィールドワークで見つけた自分の役割
——自身の留学経験を教えてください!
東大生:中国に短期留学をしました。
留学の内容は「現地の人々の生活の様相をドキュメントにする」という目的で中国の大学生と現地の街を歩きまわるというもの。
座学はほぼ無く、とても自由な雰囲気でした。
——中国語はどれくらい話せるんですか?
東大生:自分の語学力は中国のネイティブレベルではありません。
現地の人に聞き取り調査をするときも、中国の学生に話を聞いてもらうような状態。
正直、自分の調査している意味が分からなかった。
でも、話せないからこそ、「中国語ができない自分に何ができるのか?」を考えられました。
歌を歌ったり、子供と遊んだり、自分の役割を探すことができたんです。
短期留学で人間関係を築き、雰囲気を理解し、目標を立てる。
——短期留学で得られるものはなんですか?
東大生:留学で語学力の向上を目指す人は多いですが、短期留学で語学力はあまり上がりません笑
現地の学生と仲良くなれたことの方が「コネ」として大きいかなと思います。
現地の生活を徹底的に調査するような研修でなければ、文化や現地の人の感情などはわからないまま終わってしまいます。
——ズバリ短期留学の意味とは?
東大生:目標を作るきっかけになることです。
目標を作るためには「現地での気づき」がすごく大事です。
現地での「楽しいな」「いいな」という思いが、留学後の過ごし方を変えます。
その場で得た感覚が目標を作るうえで大きな力になりました。
短期留学をよりよくするために必要なことは「テーマ」
——短期留学をより良くするためにはどうすればいいでしょうか?
東大生:「テーマ」を決めることです。
テーマがないと、自分が何を現地でするのかがはっきりしないまま時が過ぎてしまいます。
自分の留学にテーマを決めれば、海外の学生と自分の留学のテーマについて一緒に考えられます。
そうなれば楽しいですし、海外の学生と仲良くなれたり、本気で話し合うことができたりします。
「テーマ」は自分の留学の最低限の枠組みとなるものなので、明確に決めておくといいですね。
話を聞いて
留学が手放しで良いとされているような気がします。
しかし本当に大切なのは、話を聞いた東大生のように、自分の留学に「テーマ」をもって望むことなんだなと感じました。
目的が漠然としたまま海外に行っても、雰囲気に圧倒されて終わってしまいます。
留学をさらにいいものにするために、ぜひあなたにとっての留学のテーマを考えてみてください!
あなたの留学が最高なものになることを祈っています。