「100円のコーラを1000円で売る方法」に学ぶ!マーケティングの基礎の基礎
マーケティングという言葉は知っているけれども、どんなものか詳しくは知らない…
そんな人のために、「100円のコーラを1000円で売る方法」をもとに、マーケティングの基礎的な知識をまとめてみました。
大事なことは「価値を最大化する」ということです。
お客さんを満足させるためには
お客さんの満足度はなにで決まると思いますか?
お客さんの満足度の公式は
お客さんが感じた価値-事前の期待値
です。
がっかり名所のからくり
お客さんの満足度の公式を具体的に考えてみましょう。
「がっかり名所」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
日本国内では札幌の時計台など、世界に目を向けるとシンガポールのマーライオンなどがあげられます。
では、なぜこれらの観光地に人はがっかりさせられてしまうのでしょうか。
がっかりしてしまうということは、満足度が低いということです。
満足度が低いことを、お客さんの満足度の公式に当てはめて考えると、
- お客さんが感じた価値が低い
- 事前の期待値が高すぎる
- その両方
があげられます。
つまり、がっかり名所はお客さんが感じた価値が低いか、お客さんに期待をさせすぎてしまっている観光地ということです。
お客さんを満足させるためには、価値を高めることはもちろん、期待をさせすぎないということが重要になります。
どんな価値を提供すればいいのか
お客さんの満足度を上げるためには「価値を上げる必要がある」ということを学びました。
ではどんな価値を提供すればいいのでしょう。
ここでは「バリュープロポージョン」という考えが有効です。
バリュープロポージョンとは、お客さんが望んでいて、ライバルがその価値を提供できず、自分だけが提供できる価値のことです。
価値を提供することが売り上げを伸ばすうえで必要になります。
独自性を売れ
バリュープロポージョンを意識しないとどんなことが起こるのでしょうか。
実は多くの場所でバリュープロポージョンが無視されてしまっているんです。
どういうことか。
多くの団体は、時間とコストをかけて他人と同じことを自分で一生懸命やろうとします。
その結果、どの商品をサービスも同じようなものになってしまい、一生懸命努力しているのに、それに見合った差別化ができなくなってしまうのです。
そして際限のない価格競争に突入して買いたたかれ、利益がどんどん少なくなってしまいます。
バリュープロポージョンを見極め、独自性を売り出すことが大切です。
100円のコーラを1000円で売る方法
100円のコーラを1000円で売るにはどうすればいいと思いますか?
コーラ単体ではドン〇ホーテに100円で売っています。
そのコーラを1000円で売るためには?
答えは「サービスを売ること」です。
コーラというただの液体に、サービスという付加価値をつけること。
これが100円のコーラを1000円で売るための具体的な方法です。
サービスを充実させることが、価値を高めることにつながります。
価格勝負しても最終的には負けるよ
世の中のほとんどの企業は本来、価格勝負をしてはいけません。
なぜなら、価格勝負で勝てるのは「マーケットリーダー」だけだからです。
マーケットリーダーとは業界の中で1番生産力があり、低コストで商品を生産できる企業のこと。
生産力が最も強い企業だけが、価格勝負が可能なのです。
それ以外の企業は、価格勝負をしても、結局利益が少なくなり、自滅という結果を招きかねません。
価格を下げるのではなく、価値を上げて勝負しましょう。
マーケティングの極意は「価値を最大化させること」
マーケティングの基礎を見てきました。
これらの内容で共通して言えるのは、マーケティングとは「持っている価値を最大化するにはどうするかを考えることだ」ということです。
売り方や考え方次第で、そのものの持つ価値は激変します。
マーケティングの知識を身に着ければ、様々なことに応用が利きます。
ぜひ、マーケティングをさらに学んでみてください。