ディズニーラ〇ドが夢の国とされる理由
GWですね。
夢の10連休!帰省やレジャーを楽しんでいる人は多いのではないでしょうか。
レジャーと言えばデ〇ズニーランド。ネズミさんやお姫様なんかが飛び交い、人からは「夢の国」なんて言われています。
なぜ、夢の国と言われるのでしょうか。
今回はディズニ〇ランドが夢の国と言われる理由を探っていきます。
ディ〇ニーランドは「夢を生み出す場所」
ディズニーラン〇を含めたレジャー産業は、自由時間に何をしたいかわからない人たちに「したいこと」を与えます。
レジャー産業は人々の欲望に応えているわけではないんです。本当の役割は、人々の欲望を作り出すこと。
だからディ〇ニーランドが夢の国と言われるのは、僕ら(客)が夢を見ているのではなくて、ディズ〇ーまたはオリ〇ンタルランドが夢を作りだしているからなんです。
お客さんは極度に普遍化した夢を見せられているってわけです。
「体験を売る」の弊害
UXという言葉を知っていますか?UXとは、 ユーザーエクスペリエンス(User Experience)の略で、 ユーザーが製品・サービスを通じて得られる体験を意味します。
現代において、このUXがモノを売る際に最重要視されているんです。
ディズニーラ〇ドは最高のUXを体現した代表例ではないでしょうか。消費者に夢を見せるという最高の経験をさせて満足させる。多くの人は一撃でメロメロになります。
ただ、このUXを大切にする社会には弊害があります。
「楽しい体験」には底がないんです。
楽しいという思いは永続しないため、満足することができません。
次の楽しいことはなんだ…と探してしまい、結局満たされない日々を送ってしまいます。
消費社会の闇
産業によって生み出された製品を一度楽しい!と思ってしまうと、それしか楽しめなくなります。
すると、楽しいものは産業でしか生産できなくなり、「楽しい」という感情を支配されてしまう。
これが今の消費社会です。
「楽しいこと」が人間によってではなく、産業によってあらかじめ準備されるようになってしまっています。
産業が僕たち消費者をコントロールしている…
結局僕たちは、産業に動かされる奴隷みたいなものなのかもしれません。
生産者側に回ればいい
じゃあどうすれば消費社会の奴隷から抜け出せるかっていうと、生産者側に回るしかないんじゃないかなと思います。
楽しいことを自ら作れる人間になること。
それは、音楽でも絵でも詩でも文章でもなんでもいいと思います。
自らの手で楽しいことを作り出し、人を巻き込んで動かせることが消費社会において必要なのではないでしょうか。